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原則24時間365日止まらず、
何かあってもすぐに復旧する
ATMを目指して

ATMオペレーション統括部
Y・K

2019年入社 経済学部卒業

CAREER

1年目

ATMオペレーション統括部
地方銀行から転職。ATMの保守に関する運用管理業務を経験した後、警備輸送・資金管理に関する運用管理を担当。第4世代ATMに関する運用調整などにも参加。

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セブン銀行への転職理由は?

私は香川県小豆島の出身で、関西の大学で経済学を専攻し、卒業後は地方銀行で営業職を務めていました。担当者の提案次第でよりお客さまに喜んでいただけるという、自由度の高い金融業界に興味を感じていたからです。しかし、東京への転勤をきっかけに地方企業への審査の厳しさを実感し、本当にお客さまの求めているサービスを提供できているのかという疑問を抱くようになりました。もっと多くの方に喜んでいただけるような事業に携わってみたい。そう考えていた頃、出会ったのがセブン銀行でした。
「セブン‐イレブンにATMがあったら便利なのに」というお客さまの想いから生まれたという創業背景と、1日200万人以上のお客さまに「安心・便利」を提供しているセブン銀行の事業は、新しい可能性を感じさせてくれるのに十分なインパクトを持っていました。面接で「セブン銀行には全国25,000台以上(当時)のATMというリアルポイントを有している。それを活用した新しい何かを一緒に考えてみないか?」と誘っていただいた時の“ワクワク感”は、今でも鮮明に覚えています。

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現在の仕事内容とは?

入社後は前職の経験を活かした営業部門に配属されるのかと思っていたのですが、ふたを開けてみたら、配属先はATMオペレーション統括部でした。部のミッションを一言で表すなら「ATMを止めない。止まってもすぐに復旧させる」です。現在私は、ATMに格納している現金の運用管理を委託先と共同で調整・検討しています。
ATMには現金を収めたカセットが収納されているのですが、そのカセットは毎日取り換えているわけではありません。入金と出金の差によりATM内の紙幣量が一定量を超えれば現金を回収、不足すれば追加するというオペレーションを行っています。そのカセットは委託先のトラックで輸送しますが、どのATMにどれだけの現金を格納すれば効率的、かつ経済的なのかを日々検討し、調整しなくてはなりません。もし現金が過不足すればATMは停止します。これは災害などと異なり、運用で防げるケースの多い事象です。私は過去実績をもとにATMに収める現金を管理し、委託先と連携しながら最適なオペレーションを追求しています。また、社会的にサスティナビリティへの関心が高まる中、効率的な輸送による二酸化炭素の排出量削減を実現することもミッションのひとつです。

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仕事の面白さ、難しさとはどのようなものでしょう?

新型コロナウイルス感染症の拡大やキャッシュレスの広がり等を受け、直近の1~2年間でATMを取り巻く環境は大きく変化しています。たとえば出金額が減少する一方で、スマートフォン決済のチャージ取引などで入金額が増加しています。しかし、その傾向がいつまで続くかは社会情勢の変化にも影響されるでしょう。従来の考え方や運用では通用しない中で、どのような対応が適切なのか、またATMの使われ方が今後どのように変化するのかを想定して運用を組立てなければならないという点が、この仕事の難しさであり、また面白いところでもあります。
やりがいを感じるのは、少人数で全国26,000台以上のATMの管理を行っていることです。私たちのチームはわずか4人。それだけのメンバーで「止まらないATM、もし止まってもすぐに復旧するATM」を目指しています。これまで先輩方が積み重ねてきた「安心で便利なサービス」を、私たちは刻々と変化する環境に合わせて、さらに質の高いサービスへと進化させていかねばなりません。そのためにチームの一人ひとりが主体的に考えながら、使命感を持って業務に取組んでいます。

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これまででもっとも印象深い仕事は?

現金を収めたカセットが不具合を起こしATMが停止してしまう事象の抑制策を検討し、実行したことです。これまでは障害を起こしたカセットであっても、問題がなければ別のATMへ流用される体制になっていましたが、当該障害について14万個のカセットを分析したところ、直近の6カ月で2回以上の不具合を起こしたカセットが100個以上あることが判明しました。そこで、障害を起こしたカセットについては一度、詳細な点検を行い、支障があれば運用から取り除く仕組みを導入しました。現在、検証中の段階ではありますが、複数回障害を起こすカセットは減少しており、一定の効果があったと考えています。細かなことかもしれませんが、こういった一つひとつの対応がお客さまの「安心・便利」に繋がっていると信じています。
これまではATMプラットフォームビジネスを支え、管理する業務に携わってきましたが、今後はそこで得た知見をもとに、サービスを「提供する側」の業務を経験したいと考えています。ATMに何ができるのか。どのようなサービスがあればお客さま・パートナー企業の皆さまに喜んでもらえるのか。そんなATMのさらなる可能性を模索し、新たなサービスの創造に挑戦してみたいです。

FUTURE
あなたが実現したい、次の「あったらいいな」

コンビニATMや銀行ATMといった企業間の垣根を超え、ATMプラットフォームビジネスを共同運営することで、より効率的な、より社会に優しいサービスを提供できるのではないかと考えています。
また、圧倒的なATM台数を活かし、社会課題の解決への一助として沢山の方に向けたサービスを展開したいです。たとえばコンビニで買い物をした際のレシートは必要とするお客さまのみが、必要な時にATMから受取れるような世界になったら…。不要な紙の消費が抑えられ、レジでの待ち時間は削減、レジ前のレシートBOXからの個人情報流出リスクを回避することも可能になります。

SCHEDULE
1日のスケジュール

  • 7:45

    出社
    朝は比較的落ち着いて業務に取組めるため、早いシフトにて出勤。
    メールチェック・当日のTODOリストの作成。

  • 8:00

    試行状況の分析
    効率化に向けて実施している運用や、第4世代ATMより導入された機能の試行状況について検証を実施。

  • 9:00

    ATM利用状況の共有
    前日の入出金状況・ATM用の現金について予算と乖離がないかチーム内で共有。
    当日のATM内の紙幣量により現金切れ、溢れが発生する可能性のあるATMがカセットの輸送計画から漏れていないかを確認し、委託先へ連携。

  • 10:00

    社内打合せ
    部内や関係部署と必要に応じて報告会やディスカッションを実施。

  • 11:30

    昼食
    勤務先近くのお店で昼食。在宅勤務の場合は自分で料理。

  • 12:30

    新たな運用の検討
    チームメンバーと取組んでいるプロジェクトについてアイデア出しや方針の整理を実施。

  • 14:00

    委託先との打合せ
    課題の共有や調整事項の進捗状況について擦り合わせ。

  • 15:30

    個人業務
    プロジェクトの進捗状況や予算状況の確認、報告資料の作成等を行う。

  • 16:30

    退社
    帰宅後は自己啓発や趣味の時間を楽しむ。